図書館から本を撤去、果たしてそれは「厳しさ」の問題なのか?

 
『小学校から『ぼくらの七日間戦争』が撤去されたそうだ。』
(北沢かえるの働けば自由になる日記)
http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20090515#p2
 
はて。
何ぞ論点がずれているような。
 

ここんとこそういうのはなんだが、こういうコントロールが厳しくなっている気がする。

 
たぶんここから、本来言わんとしていたことと実際の言葉とが離れていってしまったのではないかなーと勝手に想像する。
 
「厳しくなっている」というのは、「方向性は正しいけどその度合いが限度以上だ」ということ。
つまり、「『ぼくらの七日間戦争』は撤去対象となって当たり前だけどお目こぼししてくれてもいいはずだ」という理屈になる。そりゃあ「そこまでして守る本なのか?」というコメントがついて当たり前。主観での話に終始して結論が出ないのも自然な流れだ。
 



 
この話を書き始めた時点でのkaerudayo氏は、もっと根本的なベクトルの話をしたかったんじゃないかなぁと、これまた勝手に想像する。
たとえば、
 

ここんとこそういうのはなんだが、こういうコントロールが恣意的になっている気がする。

 
こんな感じに。
後ろのほうで「説明責任が〜」というような言葉を付け加えている辺りなどをみても、どうも万人に(とは言わずとも大勢に)納得されるような撤去であれば正当と認めるというような姿勢があるような気がするんだよなぁと。