はてな村地図プロジェクト

 
http://q.hatena.ne.jp/1204171626
 
おとなり日記」の強化という話を昨日のエントリで少し書いた。上記URL先でやっているようなプロジェクトが、ちょうどそれに相当する。
はてなが本当に「一般人も気軽に入って来られて、自然と誰かと仲良くなってコミュニティに加われるサービス」を目指しているというのならば、まずこれをオフィシャルでやらなければいけなかったはずだ。
 
……あ、もちろん、上記URL先でやっているような人力作業そのままではなく、はてなが自動生成しろって話ね。まがりなりにも「おとなり日記」なる機能が実装されている以上、技術的な問題でできませんなどということはないはず。
 



 
新規のユーザーが、はてなの中に入ってきて、何を見ることになるのか。それが問題なのだ。
 
現在のはてなのシステムは、全てのユーザーを、その時点でもっとも注目されている(ブックマークのついている)エントリへと誘導するようになっている。つまり、村の祭りの会場だ。そしてそこで、罵り合い煽り合いに始まる、あまり万人向けとは言えないものを見ることになる。
 
もちろんそんなものは、「新規のユーザーが気軽に参加できるコミュニティ」のあるべき姿ではない。それを期待して訪れたユーザーは、その場になじむなり絶望して去るなり、騒ぎの場から離れたところでひっそりと暮らし始めたりする。
 
これじゃ、「閉じたムラ社会」と揶揄されて当たり前だ。
 

 
新規のユーザーを迎え入れるオープンなコミュニティを作る──
 
本気でそれを望み、その方向へと開発を進めていくつもりでいるならば、ユーザー個々のニーズに応えたダイアリーなりエントリなりをスムーズに提示することが必要であるはずだ。
そしてそのための具体的な方策は、すでにいくつもの形で提示されている。
 
さて、今後のはてなはどのような方向へと変化していくのだろうか。