非実在青年?

 
最近噂のこれ、いったい何なんだろう?
 
非実在と言っている時点で「人権を守るため」という理屈はさすがに通用しないし、その程度のことは言いだしている本人も分かっているだろうから、つまり「相手の実在非実在に関わらず、年若い者を相手にエロいことを考えている奴が国内にいるということ自体が気に入らない」という形に直接読み替えてしまっていい……のだろうか。
 
例によってその考え方の是非自体には触れない、というかどうでもいいと思っているのだけど、とりあえず非常識、というか違憲まっしぐらなのは間違いないやなぁ……。
 



 
ネットの若年層が揃ってこれに反発することになるのだろうけれど、そもそも彼らも「どんなヘリクツもみんなで声を大きくすればゴリ押しできる」以外の戦い方を持っていないのだから、同じことを社会の表舞台でできる自動ポルノ排斥派相手に勝ち目があるはずがないわけで。
 
元アングラ系エロVS規制派の戦いもだいぶ長いこと続いてきたけれど、両者ともに手が煮詰まってきたいま、そろそろ何らかの形で大きな展開が見えてもおかしくないだろう。
 

 
個人的には……ロリとかああいう背徳系のエロメディアというのは、規制されながらひっそりアンダーグラウンドで取引されているものというイメージのほうがしっくりくる世代の人間なので、「ここで規制がまかり通ってしまって禁酒法時代が訪れるのも混迷の政権らしいかもなあ」などと無責任なことを考えていたりもする。
 
今の日本の政治がどこをどう迷走したところで、今さら驚く気にはなれない。そういう意味では、戦後稀に見るレベルで「政府が信頼されている」時代だと言えるのかもしれない。